１階が格納庫、２階が待機室の、総２階建の消防団庫になります。災害時の地域の安全の拠点として、建物から道路までの距離を８ｍ設けて救助活動の際のスペースを確保。１階は、消火設備を格納する場所として作業動線を考慮し、消火設備や防火着を壁面に設置しました。外観は、住宅地の一角ということから、地域に愛され街並みに溶け込むように、石積みのような南欧風の暖かみある窯業系サイディングを採用。外部建具であるサッシは、少しグレー色が入ったステンレスカラーを採用し柔らかい雰囲気になり過ぎないようにしました。２階の待機室につきましては、災害時の待機場所として、キッチン・トイレを設置。長期滞在にも対応する仕様になっています。室内の壁紙はアイボリー色を主体として、窓枠・収納カウンターをオーク色系で統一、落ち着きのある空間に仕上げております。